Oct 1, 2015

ネットの世界のアルバムめくり


少し前の季節ですが、夏のイベントへの新作だったプラバンです。
すべてのプラバンの柄にはテーマと名前が決まっているのですが、
今回は冬から春にかけてずっとBGMになっていたmagic!の"no way no"のPVがキッカケになっています。

身近だとiphonやinstagramのような、加工されたカラートーンはここ数年の"2010年代らしい"フィルムカラーなんだよなと、
このPVを初めて見た時に思ったのがキッカケでした。
自分はtumblerやpinterestやその他手軽にたくさんの画像を共有して、HDDやらに溜め込み続けてもう数年です。
お気に入りのファッション雑誌のように、
一枚の画像を掘り出すと、そのときの考えや印象や感情、憧れ・・・たくさんの事を思い出したりもします。

音楽と同じように、自分にとってはそういうメディアファイルが大切な思い出としてネット上や小さなHDDに散乱しつつ納まっていて、
時たま引っぱりだしては懐かしむ、大切なものになっています。


曲を気に入ってPVを見るほどに、ここ数年の時代らしいマゼンダやレトロな装飾に花柄・・・
メロディと一緒にイメージが離れなくなって"今らしいテクスチャ"をテーマに出来たのが今回のプラバンです。
名前は『2015』にしました。


ハートとリボン。

今回初めて、両面彩色も挑戦してみました。
プラバンは縮むので、彩色した印象が焼きあがりには少し変わりますし、
更にあえてランダムにカットしているのでどの模様がどう配置されるのかも無造作です。

それが自分の作るプラバンものの味だと思っているのですが、
今回は焼きあがった後にバランスを見てもう一度裏側から彩色しています。
ステンドグラスみたいなテクスチャになるのですが、
これで両面とも違う表情をみせるので、仕上りが面白いかなと思っています。


スタンプと、表面の彩色工程。
イラストが描けないので今まではテキスタイル的に”塗る”というのが自分のやり方でした、
それならば、あまり描きこまないようにしよう、とシンプルなタッチを意識してきたのですが、
イメージを膨らませて・・・絵の具で色を作って・・、で、結局。
はじめたら色々描きこんでました。
時間はかかるけれど、こういうのもまぁいいかなあと。

裏側彩色前だと、明るくって雰囲気がだいぶ違います。




色作りして試し塗り・・・(実は2回目以降彩色するためのメモ写メ・・・そして上の失敗してる星は自分用・・・)




アクリル絵の具なので透け感を残して塗るのは、なかなかやっていて面白い作業です。
ベージュのも後で裏側彩色の実験。
ニスを塗る前でまだマットでこれまた印象が違います。

もともと数が少ないのですが、スプーンはさっそくデビューイベントで旅立っていきました。嬉しい。。



どこか次のイベントで見かけて手にとったら、ぜひ裏側も見てみてください*



---------------------------------------------------




もう去年からずっとハマって流れっぱなしなmagic! ロック×レゲエは鉄板でハマってしまう
ベースさんが格好良くって、サマソニ行けなかったけどSNS見て一人で盛り上がってた夏・・・
あと10年もしたらこのテクスチャがとっても懐かしくって、この夏の匂いもイベントの事も思い出すんだろうな・・・



No comments:

Post a Comment