Feb 1, 2016

手芸雑貨好きの、マイペースなグループ展覚え書き





一カ月以上も経った今、デジカメ、タブ、ケータイ、あっちこっちのおめかし展での写真をやっと、まとめてみました。
楽しかった展示を振り返り。










全体像はこんな感じ。
お針山なので、イメージとしては"山の中の作業机"。
自分は木や花や古道具や手芸材料などのディスプレイ小道具に商品を紛れさせるのが好きなのですが、
イベントではそれだと商品が見辛いわけでバランスを取っていて、
今回は思い切り小道具と商品を並べたディスプレイです。




イベントでも持ち回っている中央の木は自分ちの本物のお山から。(笑)

かかっているポンポンは今回ディスプレイ用の非売品だったのですが、
何人かのお客さまに気に入られたポンポンちゃんがいたので、これから商品化しようかなあ思ってます。
自分の場合・・・見てもわかるように派手好みなのですが、比較的若い学生さん達に渋いカラーのポンポンが人気で意外でした。


今回はそういうお客さんや作家さんとの時間がイベントよりもあって
自分にとって、今回一番の収穫でした。
こういう体験が作品として還元できれば、自分が何かをこうして作って活動している中で一番やりたいことが叶ってる気もします。





いつもその時のイベントの雰囲気や気分でメインのガーランドのカラーを決めるのですが、
今回のメインはこのカラー。
『レイニーデイ(ダーク)』。。。最終日が雨降りになったのは関係ないはず・・

会場の照明が三角のやわらかい影を作っていて綺麗でした。
因みに長さはこれから商品化したいとずっと思っている2m。
やっぱり長いの良い。でもなかなか集中力が必要で量産が難しい・・・





出来るだけ商品の色を引き立てたくって大人しい色のガーランドをメインに。
この手前の"ニンジン色"のポンポンもよくお客さんにちょんちょんとされてました(笑)
コーラルカラーのこのサンフェルトの羊毛は大好きな市販羊毛の一つで、
何とも言えない黄味がかったピンク色がすごくツボです。

サンフェルトの羊毛シリーズ、本当に羊毛に艶があって綺麗で、
フェルト同様、色のラインナップも自分のツボで・・・おススメです。



よく聞かれるこのフェルトのポンポンは、とってもとっても製作過程が面倒臭手間がかかって
せっかくのそのツボな色が豊富な材料素材だというのに、カラーバリエーションは永遠に増えないんじゃないかと・・・

短冊に切ったミニーフェルトをちまちまポンポンメーカーでポンポンにしています。
なので立体になったときのテクスチャが面白いです。
因みに名前は『まつぼっくりガーランド』
北欧ブームの頃に作った、クリスマスにもよく生えるガーランドで、自分的には気に入ってるのですが、いかんせん作るのがたいへん(ry





ガーランドの奥にガーランド。
ラメミシン糸を使ったこのガーランドの名前は『サマーマホガニー』。
フェルトガーランドはどうしても秋冬のイメージなので、あえて夏に飾って欲しいカラーを作ろうと思ったのがこれで、
一番は、自分の部屋に飾るように作ったガーランドです。なので他よりシック





いつものガーランドコーナー。




ドイリーも手編みはこれだけ、次はもうちょと増やしたい。
小物も全部手作りが理想。。。






定番であるプラバンのスプーンと落ち葉を拾ってきてらくがき。
もうだいぶ前からこういうの、tumblerやpinで回ってるのを見ててマネしたい!思ってたので、
今回とっても楽しかった!あと、思ってたより見栄えするんで大満足でした。
色の経年変化はあるだろうけれど、丸っとニスで補強したので商品と一緒にしばらくは並ぶと思います。






焼き立ての内にくるくるっとキャンディーみたいにしたプラバンのオーナメント。
いつかツリーもディスプレイに飾り付けたら、かわいいだろうなぁ。






『銀色髪』て名前の柄シリーズ。夏に作った新しい柄。

プラバンは"お針山の水面"がテーマで、いろんなイメージを水面に映ったテキスタイルで表現していくというコンセプトです。
まぁただの落書きなんですが。
そういうイメージで鏡みたいに反射するトレイやなんかに飾ってました、透ける部分があるので綺麗です。





この真っ赤な『ガランス』というシリーズと、前に紹介した『2015』シリーズが人気でした。
ガランスは、大大好きな映画"天井桟敷の人々"に出てくるヒロインの名前を取っています。
ジャン=ルイ・バロー演じるバチストが美し過ぎて、ついつい何度も見てしまう映画です。



こちらの柄もパリをイメージしている『朝焼けサーカス』。
一時期パリの雑貨屋さんの本やポートランドの本を文字通り片時も離さず(家の中でも)持ち歩いていたくらいハマっていて、
少しその頃の流行っぽい、雑貨の雰囲気です。





そしてメインのポンポンシリーズ。





新しくタグも冬っぽいロゴで作ってみました。ツリーみたいなイメージの三角。
写っているのはブローチです。
マフラーのポイントにも、手持ちのニットキャップのてっぺんにつけてもかわいいです。
もちろんバッグやシュシュにも。




こちらは大きさ様々なヘアゴム。
正面に出てくる柄で印象も変わります、
ポンポンがふたつのヘアゴムは色々動かしてその日の気分で変えるのも楽しいです。
ゴムもラメで比較的丈夫なタイプなので、ロングさんでもしっかりまとまります。
手首につけてても、かわいい。。。(とたっぷり自画自賛)







マゼンダっぽいピンクと黒、冬の色合わせに合わせてちょっと暗めのトーンのポンポン。
大きなサイズのポンポンが二つに、取り外せるチュールのリボンがついています。
ヘアコサージュくらいに存在感があってかわいいです。

インスタでちょこっとあげてた通り、お名前が『アザミ』にやっと決まりました。
・・・ポンポン=のイメージを壊していく感じで・・




クリスマスらしい真っ赤なポンポン。
真っ赤な羊毛に、羊毛用の派手ピンクのラメ繊維を入れこんであります。
なのでちょっと表情があるかなと思います、赤のオーガンジーリボンの質感も好きなポイントです。
あとは糊付け処理した麻布も入っていたり、白のチュール生地のリボンがついてたり・・・
ひとつの大きなポンポン着けでも、存在感があるかも・・・です。






さいごに鼻唄編み。ケーキ台を模したディスプレイに並べてみました。
このケーキ型は自分が高校生の頃から家族の誕生日やらにずっとケーキを焼いてきた、思い出深い古道具・・・。
ずいぶん痛んでしまって、泣く泣く引退。
捨てられないのでもう少し、作品と一緒にイベントへ持ち回って寿命を延ばしたいなと。





少しだけ、レース台紙もお色直しされてます。



展示開催の前日に搬入を済ませ、この時点で"やりたいリスト"の半分以上が
諦めましょうという意味の斜線をシャッと引かれ頭の中にぺたっとメモ貼りされている状態で、
なんとかそれでもやりたかった事をひとつでもできないだろうかと考えながらの帰路でした。
とても「向かえた初日です♪」的な落ち着いたインスタ更新が出来ない、情けないかな自分らしいマイペースさでしたが、
逆に終わった今思えば、ずっとそんな風にこれ一つに集中出来ていたことが楽しかったなと思います。






7日間の中で5日、自分は在廊でき、"見て貰う事"が今回の一番の目的だったのですが、
その先のお客さんとのやりとりが本当に、新鮮でした。

作り手はお客さんの欲しいものを模索することも面白いのですが、
新しいものを提案していく醍醐味がやっぱり好きです。
自分はいつも他の作家さんのファンとしてそういう楽しさを味わって、相乗して自分も頑張ろうって思って、でこうして続いてます。

今回はそんな風にたくさんの閃きを貰って、新作と今年のストック分をチマチマ製作しています。
なかなかこれ一本ではないので集中できずに、時間の使い方を悔やむ日々ですが・・・
なんだって生産出来どこにだって届けられる時代にきれいなものを作って、集めて、眺めてお喋りして――
そういう手芸雑貨ファンさん同士の小さい営みをこれからもこうして、マイペースに楽しみたいなぁと思いました。


そしてぜひぜひ!来年も、また、おめかし展やりたいです**
次こそメモに"達成"の斜線を引けますように・・・!
一年、また頑張って修行です。







No comments:

Post a Comment